◇ 還暦ダイバー 海の体験−３ パラオの海 ◇
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| 断崖絶壁のブルーコーナーを行く | 海の生き物の顔？マダラトビエイ | 世界中で唯一パラオで遭えるクラゲ | ||
◇ パラオ ◇
【訪問】@２００５年１１月（コロール島） A２００９年３月（カープ島）- 日本から直線距離で約３，２００Km、大小約２００の島からなり、人口は２万人弱と世界で４番目に人口の少ない国。
- 現在は日本からは直行の定期便が飛んでいないので、多くはサイパンかグアム経由になっているが、日本人には人気のある国なので、かなりの頻度でチャーター便が飛んでいる。
- 太平洋戦争の終戦前は日本の信託統治領であった。１９４５年以降は米国の信託統治領となったが、１９８１年に「自治政府・パラオ共和国」として独立した。 自治政府と付いているのは、安全保障面（国の防衛）では米国の傘下にあるからとのこと。
- 親日的な国で、公用語に「日本語」を使用している州もある。国旗もデザインが日本に良く似ている。白地を「オーシャンブルー」に変え、日の丸を満月の「黄色」に変えて中心から少し左に「移動」させると国旗になる。
- 人口の大半が住み、国の主要機能があるのはコロール島である。一番大きな島はコロール島の北隣にあるバベルダオブ島で、国際空港や発電所、工業団地があり、大きな滝（裏見の滝）もある。
- 水が貴重なためか、コロ−ル島では大半の建物に、「雨水を貯める」設備が施されていた。
【KBブリッジ ： パラオー日本友好の橋】
- 建国後、電力や水の供給、国際空港との交通の便を目指して、「Koror-Babeldaob」の両島を結ぶ橋を架けることになった。 国際入札の結果、アジアの某国のメーカーが受注（日本メーカーの１／２の価格）して橋が架けられた。国家予算一年分の半分に近い資金を投じて架けられた橋は「十数年で崩壊」してしまった。 建設した某国メーカーに掛け合ったが、補償に応じてもらえなかった。水、電力等のライフラインが停まってしまい、パラオ政府は国家非常事態宣言（Black-September）を発令。
- 策に窮したパラオ政府は日本に「支援の要請」を行なった。日本は支援に乗り出し、ＯＤＡで立派な橋が完成した（長さ４１３ｍ）。私がパラオを訪れた時に現地の人から「あの橋は是非見て帰って欲しい」と言われました。平成天皇（現上皇）様がパラオを訪問された折は、橋に大量の日章旗が飾られ、歓迎と日本への感謝の意が表されたと言われています。
- 私は「ODA」についは存在を認識している程度で、余り関心を持っていませんでしたが、日本も海外で「お役に立つ事をしているのか！」と、始めて認識を致しました。
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| 環礁の概要と国旗 | パラオ・日本の友好の橋 | グラスマオの滝 （浦見の滝） | ||
【パラオの経済】
- 小さな島国で漁業を除いて大きな産業は無く、観光が大きな収入源になっていて、観光の中心が「Ｄｉｖｉｎｇ」である。環礁の中は比較的に浅瀬、廻りは４００ｍを越すドロップオフになっているので、大物から小物まで、南の海の様々な生き物に出遭える。併せ、透明度が良いこともあり、世界中から多くのＤｉｖｅｒが訪れている。
- パラオのＤｉｖｉｎｇについて、「この人を抜きには語れない」と言われている方がおられます。名前を「岸川格（いたる）さん」とおっしゃいます。この先は、私がパラオを訪れ、格さん経営のリゾートに泊まった折に現地の日本人スタッフ」からお聞きした内容です。岸川さんは日本統治下のパラオで生まれ（私より８歳年上の模様）、終戦後は出身地の九州に引き上げ、大学を卒業した後は日本で働いておられましたが、「生まれ育ったパラオに住みたい」と感じられて、パラオに移住されました。ある時に岸川さんが働いておられたホテルに、海洋探検家（海の映画でアカデミー賞を受賞）として名の知られていた仏人の「ジャック・クストー」氏が泊まられました。クストー氏から「自分は世界中の海を潜っているが、こんなに綺麗で、カラフルの魚が多くいる海は見たことが無い」と聞かされた場所が、今は「ブルーコーナー」と名付けられて、パラオで一番人気のるDiving-Ｐｏｉｎｔであった。岸川さんは「自分はパラオで観光事業、Ｄｉｖｉｎｇをやろー」と考えられたようです。
- カープ島 ブルーコーナーの北側に一辺が１Ｋｍ程の菱形の小島があります。岸川さんは無人島だった島を購入し、Ｄｉｖｉｎｇ客相手のリゾートを開かれました。島の名前は奥様が広島出身で大の「広島カープ」ファンであった事から付けられたとの事です。
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| パラオの人気ポイントとカープ島 | カープ島：菱形の小島 | 白い砂浜が綺麗なカープ島の桟橋 | ||
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| リゾート内 | 椰子の実ジュースは如何？ | 取れたて：１個１０＄ | 仲間とサキちゃん・左端 | |||
【ブルーコーナー】
- フランスの海洋探検家であるジャック・クストーさんが絶賛したポイント。
- ドロップオフ（断崖）の角地になっており、常に潮の流れが変わる。入水目的地に着いたら、先ずガイドが海に入り、潮の流れ方向と速さを確認し、入水地点とﾎﾞｰﾄとのランデブー地点を決める。
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| コーナーの説明を聞く | 海に入り・この時は岸壁を左に移動 | 岸壁にいる生き物を鑑賞 | ||
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| コーナーは魚が群れている | コーナーにてカレントフックで体を固定して魚観察：流れが速いと人間凧になる | |||
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| オグロメジロザメが来た | 近づくと怖そう | 悠然とウミガメも来た | ||
【ジャーマンチャネル】
- パラオは島が集まって環礁になっている。中央部は浅瀬（リーフ）になっていて大きな船は航行出来ない。何カ所かに海底を掘削した水路（チャネル）が造られ、大きな船の航行が出来る様に航路が造られている。潮の満ち引きによって川の様に海の中に「大きな流れが」出来るので、多くの魚が群れている。
- ドイツの統治時代に造られ「ジャーマンチャネル」と呼ばれる水路があり、マンタを中心に多くの生き物が集まるので人気のスッポットである。
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| マンタ（オニイトマキエイ）が来た | 大きい！！ ５〜６ｍはありそう | いい顔してる！！ | ||
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| サイパンに沢山居たマダラトビエイ | 海の生き物とは思えない顔！ | 悠然と去っていく | ||
【ブルーホール】
- 水面下３ｍ程の棚に縦穴が４箇所あり、中で一つの洞窟になっていて、深さは約３５ｍある。横穴もあって、中全体がブルーに見える事からポイント名が付いた。横穴を出て、壁を左に見ながら進とブルーコーナーに行ける。
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| 泡を写さない様に自分が最初に下へ | 横穴からも出入りが出来る | 洞窟の底にいたネムリフカ | ||
【ジェリーフィッシュレイク】
- 環礁の南寄りに、「マカラカル島」がある。島のほぼ真ん中に湖があり、塩水湖だが直接には海と繋がっていない為に、大きな魚がいない。クラゲが多く生息していて「ジェリーフィッシュレイク」と呼ばれている。天敵が居ないことから、触手が「退化」して短く、パラオ以外では見られない姿をしている。
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| クラゲの湖・小魚はいる | 水中はどちらを見てもクラゲが一杯 | 足・触手が短い独特の姿 | ||
【パラオで出遭った他の生き物】
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| 通称：ナポレオン | 日本名：メガネモチノウオ | 通称：サロンパス（スミレナガハナダイ） | ||
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| ニシキテグリ | ミツボシクロスズメダイ | クマノミ | ||
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| チョウチョウコショウダイの幼魚 | チョウチョウコショウダイの成魚 | オニハタタテダイ | ||
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| カクレクマノミ | ハタタテハゼ | ヨスジフエダイ | ||
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| バラクーダの群と遭遇 | ||||
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| ガイドのサキちゃん | ボートとのランデブー待ち | グラスマオの滝に立つ | ||